銀行・商品別 定期預金の中途解約や一部引き出しを比較
銀行の選び方(7)
当面使う予定のない資金を少しでも有利に増やしたいなら、長めの定期預金に預けておき、資金が必要になったら、中途解約する方法もある。
元本割れしない運用商品といえば、銀行の定期預金が定番だが、期間が短いものは金利が低い。しかし、預入期間が5年程度になれば、ある程度の金利が得られる。
たとえば、オリックス銀行のeダイレクト預金のスーパー定期5年ものの金利は0・25%。普通預金が0・01%であることを考えると、25倍だ。問題は満期になる前に、資金が必要になってしまったとき。たとえば、マイホームの取得は5年以上先だと考えて定期預金に預けたが、3年後に物件価格が割安になったため、購入を検討するような場合だ。定期預金の満期を待っていては、価格が上がってしまうかもしれない。
そんなときは、定期預金を解約する方法がある。それでも一定の金利が得られる。オリックス銀行で5年ものに預けて3年以上4年未満で中途解約する場合は当初金利の40%、4年以上5年未満では50%が受け取れる。普通預金に預けっぱなしにしておくよりも、定期預金に預けておいて中途解約した方が有利になるケースは多い。