外貨預金ならネット銀行 激安為替手数料も登場し状況変化
銀行の選び方(6)
コロナ禍で緩やかな円高・ドル安が続いている。これは米国の金融緩和の影響だといわれ、コロナが収束すれば円安・ドル高になると予測する専門家も多い。であれば、今のうちに外貨投資をしておくのもいいだろう。
外貨建ての身近な金融商品といえば、銀行の外貨預金だ。
以前は円と外貨を交換するときの為替手数料が高く有利とは言えなかったが、ネット銀行を中心に最近は状況が変わってきた。
そもそも為替手数料は、円を外貨に替えるときと、外貨を円に戻すときの往復でかかる。メガバンクの窓口では、いまだ米ドルで1ドル当たり2円が一般的だ。いまは外貨預金といえども、高い金利は得られないので、為替差益が主な収益になるが、為替手数料が2円であれば、2円以上の円安にならなければ利益が得られないことになる。