コロナ禍と半導体不足で「給湯器」が品薄に…納品は2~3カ月先という非常事態
新型コロナの影響で、「給湯器」が全国的に品薄に陥っている。使用頻度が増える冬は故障も多いが、急に壊れても買い替えられないから大変だ。
本紙記者(40代)の自宅でも今月初旬、給湯器の調子が悪くなり、ガス会社に修理を依頼したところ、機器の交換を勧められた。20年前の製品のため“寿命”が近く、完全に使えなくなるのは時間の問題というのだ。
予想外の出費は痛いが、真冬に突然お湯が使えなくなっては困る。最短で交換してもらおうと見積もりを頼んだところ、スタッフは申し訳なさそうにこう話した。
「すぐに弊社で交換したいのですが、給湯器の在庫がない。いま予約を受け付けても、設置が何カ月後になるか分かりません。私が担当しているだけで70人待ちという状況なので……。中古やレンタルも視野に、業者を片っ端からあたって探した方が早いと思います」