著者のコラム一覧
相澤冬樹ジャーナリスト・元NHK記者

1962年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを歴任。著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)がベストセラーとなった。

【写真発掘!】小池百合子は31年前、ミニスカにギプス姿で選挙戦に出ていた!

公開日: 更新日:

 7月4日の公示日、出陣式に現れた小池さんの姿は鮮烈な印象があった。右足に大きなギプスをはめていたのだ。足の甲の疲労骨折ということだった。小池氏はキャスター時代からミニスカートで知られ、週刊誌に『ミニスカートの国会報告』というコラムを連載していたほどだ。この日も膝上のミニスカート。そこから伸びる膝下の白いギプスは一段と痛々しく見えた。

■ 出陣第一声はダラダラ演説

 出陣式の第一声はそれほど長くならないのが通例だ。その後、選挙カーで選挙区内をくまなく回らなければならないから。ところが小池氏の演説は長かった。いつまでも終わらない。その割に「ここが放送に使える」というポイントが中々出てこない。

 NHKニュースでは選挙の第一声は公平を期すため、原則すべての候補者の音声を25秒とか30秒とかにそろえる。それより短くも長くもなく、きちんと同じ長さに収まるよう編集して放送する。そのために記者が現場で第一声を聴きながら、候補者が訴えたいポイント、放送に使えそうな部分はどこかを決めておかねばならない。小池氏の第一声は40分もかかった。終わった時、私は隣のカメラマンと顔を見合わせた。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か