米国の株価はいつごろ回復するのか…過去の平均は1年弱

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 歴史的なインフレが米国を襲っている。公表される前年同月比の高い数値は、いつも「何十年ぶり」というただし書きがつくほどだ。

 これに対し、米FRBは次々と利上げの実施を打ち出している。ご存じのように、そのたびに株式市場は大幅下落を繰り返しているのだが、不思議なのは、急ピッチな利上げにもかかわらず、なかなかインフレが鎮まらないことだ。

 その理由はたぶん3つだろう。①コロナ沈静化に伴う需要の急回復②ウクライナ危機によるエネルギー・穀物の高騰③中国の都市封鎖による供給縮小。これらが重なりあったインフレ圧力が、FRBの利上げをせせら笑っている感じだ。

 株価にとっては、大敵の利上げに加え、やっかいな副作用も出てきた。スタグフレーションだ。今回の急激な利上げが景気を冷やしていくことは間違いないだろうが、かといって、先の3つの理由からインフレは止まりそうにない。つまり景気後退下の物価高というスタグフレーションに突入するのは時間の問題だ。

 すでに金融市場ではその警戒感も強まっている。だから米国の株価がまったくさえないのも仕方ない。年初をピークに大崩れしている米株式市場は、6月13日にS&P500指数は3749ポイントまで暴落。1月3日の最高値4796ポイントからの下落率は2割(22%)に達した、これをもって米株式市場は「弱気相場入り」したともっぱらだ。

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