• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

故人を盾に…国民の財産「吉田調書」を開示拒否する安倍官邸

 原発再稼働のごり押しを目指す政府にとって、よほどまずい内容が含まれているのだろう。菅官房長官が、いわゆる「吉田調書」について、“故人の希望”を理由に開示を拒否した。わざわざ吉田元所長が非開示を求めた「上申書」を首相官邸のホームページにアップし、政府の対応を正当化したのだ。

 吉田調書は、福島第1原発の吉田昌郎元所長(故人)が、政府の事故調査・検証委員会に証言した記録である。内容をすっぱ抜いた朝日新聞によると、事故直後に所員の9割が吉田所長の待機命令を無視して撤退していた。最後の命綱である非常用復水器について、熟知している人も発電所内でいなかったという。本店のサポートもなかったとされる。

 未曽有の大惨事に現場は右往左往したのだ。東電の危機管理は大甘で、事故対応はメタメタだったことになる。

 吉田元所長の意向がどうであれ、事故時の生々しい様子は原発を抱える自治体や住民、国民にとって重要な情報だ。政府の責任で開示するのが当たり前だろう。元法大教授の五十嵐仁氏はこう指摘した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “被害者”が激白 塚原夫妻の無責任指導とでっち上げの実態

  2. 2

    体操協会なぜ切れず? 塚原夫妻“職務一時停止”本当の目的

  3. 3

    東京、神奈川、四国…“地方票”石破氏の猛追に安倍陣営焦り

  4. 4

    交通遺児に残された亡父の車を競売に…劇的展開に感動の嵐

  5. 5

    海外では国民が猛反発…「年金改悪」日本だけがやすやすと

  6. 6

    トップ3は韓国勢でも LPGAは主催者に放映権を要求するのか

  7. 7

    追悼・樹木希林さん 貫いた“奇妙な夫婦愛”と“ドケチ伝説”

  8. 8

    “塚原派”にも追い込まれ…コーチ不在の宮川紗江に引退危機

  9. 9

    大谷“19勝&350打席”監督予言 2年後には年俸総額150億円も

  10. 10

    池谷幸雄氏が激白 “女帝”塚原本部長が集めた疑惑のカネ

もっと見る