評論家・中野剛志氏 「米国の衰退で未経験の悲劇が起こる」

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 恐ろしいタイトルの本が出た。「世界を戦争に導くグローバリズム」(集英社新書)。帯には「次に起きてしまうのは覇権戦争!」とある。ベストセラー「TPP亡国論」で知られる著者は一貫して、「米国の時代は終わった」と主張する。それは戦後の世界秩序の崩壊でもある。その次に来るのは、覇権国家なき大混乱であって、もちろん、日本もその渦にのみ込まれていく。問題はこうした危機に政治も国民もあまりに鈍感なことだ。

――第2次世界大戦後、冷戦を経て、米国の一極覇権の時代になりました。それがもはや、完全に崩れていると?

 世界を見てください。中東の混乱は収拾がつかず、ロシアはクリミアを強引に奪取したが、国際社会はなす術がない。東シナ海、南シナ海では中国による挑発行為が止まらない。いずれも米国が世界の警察官として睨みを利かせていれば、考えられなかったことです。

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