国民民主党「新代表」にまた一歩近づいた伊藤孝恵参院議員の死角
「伊藤さんの天下取りもいよいよ第4コーナーに差し掛かってきましたね。外堀は埋まり、あとは参院選後、玉木が辞意を表明して後継指名を受けるだけです」
喜々としてこう語るのは、ポスト玉木に意欲を見せる国民民主党の“女帝”こと、党広報委員長を務める伊藤孝恵参院議員に近い同党関係者だ。
選対委員長代理を兼務する伊藤は、マスコミ世論に袋叩きにされて涙目の玉木代表を支え、先の都議選では都内を駆け巡り、その存在感を見せつけた。結果、国民民主党が都議会に9議席を確保したのは周知のとおり。
「都議選以降、党内外から伊藤待望論が湧き上がっています。国民民主支持層の大方は、度重なる不祥事醜態で玉木代表が落とした支持率を伊藤議員が食い止めたと捉えているようです」(全国紙記者)
その玉木は支持率低下について「週刊誌も含めてネガティブキャンペーンのようなことがあったが……」と、まるでマスコミ報道の被害者と言わんばかりだが、また、やらかしてしまった。24日に外国特派員協会で行われた記者会見での“女性蔑視”発言である。後になっていろいろ言い訳を試みるのはいつもの玉木だが、これを伝え聞いた伊藤の反応が興味深い。