神戸山口組「定例会」 分散開催で“首都圏抗争”拡大の恐れ
6代目山口組VS神戸山口組の対立は激化するばかりだ。17日は水戸市と堺市にある6代目系の事務所で小競り合いがあり、19日は神戸市の神戸山口組系事務所にダンプカーが突っ込んだ。両派が拳銃を買い求めているとも報じられている。まさに一触即発の状況だ。
■15日は見送られたが…
いま注目されているのが東京に拠点を持つ神戸側の3月の定例会だ。1月と2月は、それぞれ15日に東京・歌舞伎町で開催。2月15日は6代目側と乱闘騒ぎになった。3月の定例会も15日とみられていたが、その日の開催は見送られた。だが、神戸側はなにがなんでも今月も開催するつもりだという。ここで中止したらヤクザの名折れ。そこで浮上しているのが「分散開催」説だ。
ジャーナリストの鹿島一男氏が言う。
「2月の定例会では神戸側組員50人が出席して騒ぎになったため、警察の締め付けが激化した。そこで神戸側が東京を意図的にはずし、千葉、埼玉、神奈川など複数の場所で開催するという情報が流れています。十数人ずつなら各地の3次団体の事務所に収容できるし、警視庁をヘタに刺激せずにすむ。日時は未定のようですが、今月31日までに同じ日の同じ時刻に一斉開催すると思われます」