著者のコラム一覧
溝口敦ノンフィクション作家、ジャーナリスト

1942年7月5日生まれ。早大政経卒 徳間書店、博報堂勤務を経て、フリージャーリストに。暴力団や闇の世界に深く食い込んだド迫力ルポには定評がある。『食肉の帝王』で第25回講談社ノンフィクション賞受賞、日本ジャーナリスト会議賞受賞。『暴力団』(2011年)がベストセラーに。

変質進む暴力団 「遊侠の徒」の消失は伝統文化の変容か

公開日: 更新日:
6代目側は改めて組員の団結を強調(司忍組長)/(C)日刊ゲンダイ

 13日に6代目山口組は事始めを、神戸山口組は納会を、それぞれ開いた。来年の指針を6代目側は3代目田岡一雄の時代に制定された山口組綱領の一句から「和親合一」に、神戸側は「風霜尽瘁」に、それぞれ定めたという。

 指針はその年々の「お題目」であり、たいして意味があるものではない…

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