高橋乗宣
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高橋乗宣エコノミスト

1940年広島生まれ。崇徳学園高から東京教育大(現・筑波大)に進学。1970年、同大大学院博士課程を修了。大学講師を経て、73年に三菱総合研究所に入社。主席研究員、参与、研究理事など景気予測チームの主査を長く務める。バブル崩壊後の長期デフレを的確に言い当てるなど、景気予測の実績は多数。三菱総研顧問となった2000年より明海大学大学院教授。01年から崇徳学園理事長。05年から10年まで相愛大学学長を務めた。

安倍首相はすり寄るが トランプの傍若無人許せば乱戦模様

公開日:

 いつか見た光景だった。米国のトランプ政権がシリアに59発もの巡航ミサイルを撃ち込んでから、たった4時間後、安倍首相は「日本政府は支持します」と表明した。

 2003年にブッシュ政権が一方的に始めたイラク侵攻への「支持」をいち早く表明した小泉元首相を彷彿させるが、両者には似て非なる部分もある。なぜならイラク侵攻当時は、「国連」の現地査察といった国際的な枠組みが、まだ機能していたからだ。

 シリアのアサド政権が本当にサリンなど猛毒の神経ガス兵器を使用したのか。現地の実態をロクに調べもしないで、あくまで「第三国」の立場の米国が、ミサイルをいきなりブッ放すとはムチャクチャとしか言いようがない。

 今回のシリア攻撃について、米国のティラーソン国務長官は、北朝鮮への警告の意味もあるとの考えを表明。実際に米太平洋艦隊が誇る超巨大な原子力空母「カールビンソン」を朝鮮半島近海に派遣したが、これで「ハイ、分かりました」と引き下がるような金正恩ではあるまい。

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