立憲民主党が大躍進 比例の“タナボタ”で4人が議員バッジ
大躍進の立憲民主党は、予想された通り比例で自民に次ぐ得票。北関東や東海など全員当選のブロックまで出た。
それでラッキーだったのは比例単独で名簿に名前を連ねた面々。希望に“排除”されながらの選挙区出馬の前職や元職がほとんどの中、タナボタで再び議員バッジを手にした4人がいた。
山崎誠氏(54・東北)は、2009年の政権交代選挙で神奈川8区から民主党候補として出馬。選挙区では当時みんなの党だった江田憲司氏に敗れたものの比例復活し、衆院議員を1期務めた。今回は「原発ゼロ」を掲げて福島から仙台まで12日間の“東北1周ツアー”をしながら選挙戦を終えた。
阿久津幸彦氏(61・東北)は民主党などで衆院議員を3期務め、菅内閣の首相補佐官、内閣府政務官を歴任。前回、前々回の衆院選で安倍首相側近の自民党・萩生田光一氏に敗れて政界引退を宣言し、最近はNGOで東日本大震災の被災者支援に携わっていたが、政界復帰を果たした。
大河原雅子氏(64・北関東)は、都議を3期務めた後、07年の参院選で民主党ブームの追い風に乗って東京選挙区でトップ当選。13年の参院選では民主党から出馬辞退を打診されたが、無所属で出馬して落選。昨年の参院選は民進党から出馬し、3年ぶりに返り咲きを目指すも落選した。今回の選挙戦ではこれといった目立った活動はしなかったが、ようやく執念が実った格好。