古賀茂明
著者のコラム一覧
古賀茂明元経産官僚

1955年、長崎県生まれ。東大法卒。通産省へ。行政改革などにかかわり、改革派官僚として名を馳せる。2011年に退職、評論活動へ。「日本中枢の崩壊」(講談社)が38万部のベストセラー。近著は「国家の共謀」(角川新書)、「官邸の暴走」(角川新書)

直接的な改ざん指示はせず 官邸は忖度承知でシグナル発信

公開日: 更新日:

第3回

 霞が関の各省庁は、事務次官を頂点とする階層社会だ。その階層の中では、年功序列が非常にはっきりしていて、「1年違えば虫けら同然」という言葉がそれを表している。

 この階層社会を維持する上で、最も重要なのは人事と天下りの差配だ。人事権は、形式上は大臣にあるが、実際には事務次官がこれを行使してきた。しかし、最近は、官邸が幹部人事に介入するようになった。

 実は、これで最も困っているのは事務次官だという説がある。なぜなら、これまでは、自分が絶対権力者だったが、今は、下手をすると、自分に逆らっても、官邸と仲良くやっていれば出世できるという状況になり、次官の求心力が衰えることになりかねないからだ。他方、次官自身が、総理から信頼されているということを見せれば、今まで以上に求心力が増す。そこで、各省次官は、必死になって総理のご機嫌取りに励んでいる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ドラゴン桜」生徒役で一番の成長株は鈴鹿央士と…誰だ?

  2. 2

    崖っぷち白鵬…進退懸かる7月場所“鬼門”は三役より平幕3人

  3. 3

    「国政進出」にらみお膝元東京10区死守も“最側近”に黄信号

  4. 4

    台湾に激震!アストラゼネカ製ワクチン接種直後に36人死亡

  5. 5

    熊田曜子の疑惑に“不倫大好き”大手メディアが沈黙のナゼ

  6. 6

    厚労省がワクチン“死亡事例”の詳細を公表しなくなったナゼ

  7. 7

    小池知事「過度の疲労」でダウンの波紋…都ファは右往左往

  8. 8

    豪でクラスターが!カメラが捉えたインド株“すれ違い感染”

  9. 9

    ファイザー供給減に自治体大混乱 接種加速から急ブレーキ

  10. 10

    ファイザー製&モデルナ製のワクチン効果は1年続くのか?

もっと見る