米朝交渉は完全停滞 前のめり金正恩の動きを阻む側近の影

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 歴史的会談ともてはやされた米朝首脳会談から6カ月。北朝鮮の核・ミサイル開発を巡る米朝交渉は全く進展せず、2度目の会談実施は完全に暗礁に乗り上げている。金正日総書記の命日だった17日、三男坊の金正恩朝鮮労働党委員長は「一歩の譲歩もなく、総書記の構想と念願を最後まで実現するために闘う」とタフな姿勢を強調したが、果たして本心なのか。

 対米交渉に積極的な金正恩氏の目の上のタンコブといわれているのが、実務者協議を担う金英哲党副委員長だ。ポンペオ国務長官のカウンターパートで、11月にニューヨークで2度目の首脳会談を詰めるはずが、直前にドタキャン。そのまま宙に浮いた状態が続いている。

「金英哲氏は対米敵視政策で存在感を発揮してきた軍部出身。米国が一気に進めようとする核・ミサイル交渉になかなか乗ろうとしない。振り回される形のポンペオ国務長官は金英哲氏を外し、6カ国協議で首席代表を務めた李容浩外相への交代を求めています。それに北朝鮮が応じないのは、金正恩氏が首をタテに振らないというよりも、金英哲氏が降りないと言った方が正しい。そもそも、金正恩氏も米朝首脳会談を受けた7月のポンペオ訪朝を機に、李容浩外相の登用を模索していた」(南北外交関係筋)

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