著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

テロリストであることを恥じて25歳で処刑された古田大次郎

公開日: 更新日:
関東大震災で猛火に包まれた有楽町・東京電燈会社付近。手前は帝国ホテルの工事場(1923年=大正12年9月1日)/(C)共同通信社

 ギロチン社のアナキストたちは、どのような心境で自らの思想をつくり上げたのか、あるいはどんな主義のためにテロルを行おうとしたのだろうか。むろん、その背景にはこの時代の軍人や兵士が、大震災を口実に平気で社会主義者や中国人、朝鮮人を殺害した虚無感に通じる退嬰があった。建造物や都市生活… 

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