著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

日本軍の兵器開発を軽視する姿勢が「特攻隊の悲劇」を生んだ

公開日: 更新日:
1945年2月16日から17日にかけて行われた東京空襲で、日本本土上空を飛ぶ米空母艦載機(米海軍撮影=米海軍公式写真)

 日本は対米英戦に踏み切った時に、いくつかの錯誤を犯していた。アメリカの国力を客観的に判断する基準を持っていなかった。いやもっと簡単にいうならば、技術に対して謙虚な姿勢を失っていた。精神力が技術の上にあるかのような技術論を振り回す指導者とて珍しくはなかったのである。だから前回紹介… 

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