著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

大本営発表846回は「嘘と改竄、捏造の繰り返し」だった

公開日: 更新日:
太平洋戦争末期、日本本土上空に向かう米海軍機=1945年(昭和20年)/(C)共同通信社

 真珠湾攻撃で日本中が沸き返った時、戦争開始を伝える「大本営発表」は、まさに国民のカタルシスの象徴であった。

 その第1号は昭和16(1941)年12月8日午前6時の発表で、内容は「帝國陸海軍は今8日未明西太平洋において米英軍と戦闘状態に入れり」という簡潔なものであった。こ… 

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