著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

スターリン体制で司令官らは処刑され、捕虜の家族はシベリア送りにされた

公開日: 更新日:
1941年、ロシアの前線で木を燃やし暖をとるドイツ軍(C)Underwood Archives/Universal Images Group/共同通信イメージズ

 スターリンとプーチンに共通点があるとの見方は、たとえば独ソ戦の初期を考えてみれば容易に想像がつく。1941年6月22日に、ソ連は突然ヒトラーの軍隊の進撃を受けた。これはスターリンにとってまさに不意打ちであった。

 確かにドイツが国境線に沿って軍隊を動かしているとあらゆる筋… 

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