【茨城】立憲と国民民主がギクシャク…オール新人対決は加藤と堂込が安泰
茨城(改選数2)
○当選圏内、△拮抗でやや優勢、▲拮抗でやや劣勢。左印は政治評論家・野上忠興氏、右印は政治ジャーナリスト・泉宏氏の予想。
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【茨城】
○○加藤 明良54 自新
佐々木里加55 維新
大内久美子72 共新
丹羽 茂之30 N新
村田 大地45 N新
○○堂込麻紀子46 無新
昨年11月、立憲現職の郡司彰が引退表明。立憲県連は公募で独自候補擁立を進めたが、党本部の結論は連合が推す無所属候補の支援だ。すると県連内はモメにモメた。
「イオンリテール勤務の堂込さんは国民民主支持の産別労組『UAゼンセン』に所属。しかも、すでに公募は党所属の女性県議に内定していた。4月に推薦を出す寸前まで県連内では『あくまで独自候補を立てるべき』と強硬な意見が噴出。最後は常任幹事会での異例の採決で推薦を決めた。いくら国民民主に抵抗感があっても、連合の力を借りなければ選挙にならないのも事実。割り切って堂込さんを応援するしかない」(立憲県連関係者)
分裂は回避したが、国民民主の玉木代表が来県すれば街頭演説は国民民主の主催、立憲の大西選対委員長が来れば立憲主催と両党はメンツを気にする。演説に動員される組合員も支持政党ごとに聞く場所をすみ分け、互いに話もしない。団結はしても「一丸」とは言えない雰囲気だ。