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室井佑月作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

維新の「0歳児選挙権」て、憲法の「法の下の平等」を破壊することじゃんか

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 ということをこの問題を扱っているある番組で述べたら、識者として出演した認定NPOフローレンス代表の駒崎氏が、痴呆症の老人だって、代理で一票入れているというようなことをいった。

 ホントか? だとしても、痴呆症の老人の代理の人が2票持つのがマズイのであって、だから0歳児からの投票もOKとはならない。そして、一人一票の原則を壊し、親である人が子のぶんの票まで投じられるってことは、誰かの一票が、一票ぶんの価値を失うってことでもある。

 シルバー民主主義とかいってる人らは、お年寄りから一票の権利を奪いたいのだろうけど、いずれ誰もが歳を取る、歳だからという理由で国民の権利を失うのは悲しいわ。

 ってかさ、政治家なら憲法に則った形で、若者世代が得をする政策を訴えればいい。結局、その案が打ち出せないってだけだろ。

【連載】室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」

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