著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「占領下の日本社会」(74)「太平洋戦争史」が暴いた真実 国民に隠されていた政治の不祥事

公開日: 更新日:
迎えの人たちに囲まれるA級戦犯仮出所。たびたびクーデターを試みた元軍人の橋本欣五郎ら(1955=昭和30=年9月17日、東京・巣鴨拘置所)/(C)共同通信社

「太平洋戦争史」の内容は、まず昭和の初期から説き起こしている。日本の軍国主義がいかに中国に軍事的関心を寄せていったか、というスタイルをつくろうとしたのだろう。かつて私は、拙著(「占領下日本の教訓」朝日新書)で分析したことがあるが、全10回シリーズのタイトルを見ただけで、ある程度の… 

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