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中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

元棋士の桐谷広人さんは「大変」…“がんの薬”は数が増えて管理も複雑に

公開日: 更新日:

 元棋士で投資家の桐谷広人さん(76)は大腸がんなどで闘病中です。闘病生活の中で薬について語ったSNSへの投稿が話題となっています。

 その内容を一部紹介すると、「月曜日になったので、お薬カレンダーに、妹が詰めてくれたお薬箱(2つ目の写真)から薬を移す作業(3つ目の写真)をやりました。4つ目の写真は月曜日の深夜。月曜日の朝昼晩の薬を飲み終えたとこ。この他に糖尿病の薬もあり大変」と記しています。画像を見ると、薬の数はかなり多く、飲み間違いや飲み忘れなどがあっても不思議ありません。

 桐谷さんは点滴と服薬で術後抗がん剤治療中ですが、一般にがんの治療を始めると、薬の数は増える傾向にあります。抗がん剤そのものはもちろん、それに伴う吐き気や下痢、便秘、胃痛、痛みなどの副作用を抑える薬も加わるためです。抗がん剤をしっかりと続けるには、副作用の管理が大切なので、これらの薬も欠かせません。

 しかし、だからといって薬が多ければよい、ということにはなりません。桐谷さんも指摘しているように高齢者は糖尿病や高血圧など生活習慣病をはじめすでに持病をかかえ、その治療で複数の薬を服用していることがよくあります。

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