大谷メジャー初「2ケタ勝利&30本塁打」の偉業も ジャッジとのMVP争いで“足りないモノ”

公開日: 更新日:

ジャッジにあって二刀流にないもの

 大谷と対照的なのが、ア・リーグMVPを争うジャッジだ。大谷は6月3日の対戦で19号ソロを献上。レイズの左腕でサイ・ヤング賞候補のマクラナハン(1本=11勝5敗、防御率2.20)、総額148億円右腕のメッツ・シャーザー(1本=9勝4敗、同2.27)、マリナーズの左腕ゴンザレス(1本=10勝12敗、同3.99)、宿敵レッドソックスのエース右腕イオバルディ(1本=5勝3敗、同4.15)といった各球団のエースどころか、メジャーを代表する好投手たちを攻略しているのだ。

 この差はMVP争いの行方に影響するか。

「ジャッジは1961年にロジャー・マリスがマークした61本のア・リーグ最多本塁打記録を更新するペースで一発を量産し、一方の大谷は投打の二刀流でルースの記録に肩を並べた。2人によるMVP争いは甲乙つけがたい。MVPやサイ・ヤング賞投票で重視される現時点でのWAR(選手の貢献度を示す指標)はジャッジ7.8に対し、大谷は7.3(投打合算)と僅差です。最終的には多くのエース級を攻略しているジャッジが印象度で大谷を上回るのではないか」(現地放送関係者)

 果たして大谷は残りの10カードで相手のエース級からどれだけ一発を量産できるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然