日本ハム吉田輝星、万波らオフなのに鎌ケ谷で猛練習!新庄チルドレンがヤル気満々の理由

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外野の熾烈な定位置争い

 若手選手の年俸更改後の会見では喜びの声よりもむしろ、来季に向けた意気込みが目立った。清宮は「(年俸は)アップです」とした直後に、「正直、(成績は)目標としたものではないので……」と、謙虚にコメント。万波にしても、「今年の成績に対して(自分自身)否定的な見方ばかりをしていた」と、頬が緩むことはなかった。彼らはせめて年俸に見合うだけの働きはしたいと腕まくりをしているのだ。

 チームの不動のレギュラーで選手会長だった近藤健介(29)がソフトバンクFA移籍したのも、選手の競争意欲をかき立てているとか。別のOBが言う。

「近藤がいなくなったことでポジションが確実にひとつあくわけですからね。外野の3枠ですが、首位打者を取った松本剛(29)は当確として、残り2枠を新庄チルドレンの万波、今川に加え、新庄監督が就任直後から期待を寄せる五十幡亮汰(24)、今秋ドラフト1位の矢沢宏太(22)、近藤が後継者に指名した浅間大基(26)らが争う形になっている。内野にしても、ドラフト3位指名でメジャーから逆輸入した加藤豪将(28)がいる。ポジション争いが熾烈を極めているのです。近藤が抜けて野手の援護が手薄になる分、投手にとっても死活問題ですから」

 かつてないほどに若手のモチベーションが上がっている日本ハム。来季はひょっとしたら、ひょっとするかもしれない。 

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