著者のコラム一覧
江上剛作家

1954年生まれ。早大政経学部卒後、第一勧銀へ。築地支店長時代に「非情銀行」で作家デビュー。その後、日本振興銀行の社長、破綻処理を経験。旺盛な執筆活動を続けている。近著に「定年後の壁」(PHP新書)、「小説 ゴルフ人間図鑑」(日刊現代・講談社)がある。

(9)全員がゴル・ハラの被害者だった

公開日: 更新日:

「まるで私たちがみんなで相談してアリバイを作っているみたいじゃないですか?」

 野村が、同意を求めるように全員を見渡した。

「そうじゃないんですか? 例えば、ラインのグループみたいなものを作って、大野の被害者の会を結成されていたとか」

 私はにやりとした。

… 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り1,019文字/全文1,160文字)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因