巨人・岡本和真 守備位置たらい回しでも《僕はそういう立ち位置にいる》の献身ぶり

公開日: 更新日:

「4番にこだわり? それもないです。チームの中で何番でもいい」

 意味ありげにニヤリと笑ったその表情を見る限り、どこまで本音か微妙なところではあるが、阿部慎之助監督(45)にとっては、心強いことこのうえないだろう。

「本人から『去年と一緒でいいですか、3つ(一塁、三塁、左翼)やります』って言ってくれたんで、ありがたい。(4番を打つ人がいろいろ守れるのは)バージョンが増えるのはありがたい」

 と、改めてこの日も感謝を口にしていたが、巨人OBがこう言う。

「新助っ人のキャベッジが一塁、坂本が三塁というのが基本構想ですが、新外国人の守備力は未知数で、ベテラン坂本も1年を通じてのフル出場は厳しいかもしれない。休み休みになるでしょうから、岡本がどこでもやりますと言っている以上、阿部監督は遠慮なく2人の状態次第で空いたところに岡本を入れられる。采配がしやすい」

 打順は4番だろうが、阿部監督にとってはこれ以上ない“孝行息子”ではある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学