侍J井端監督がヤクルト二軍キャンプを異例の訪問…来春WBCに村上宗隆招集の深謀遠慮

公開日: 更新日:

 来春にWBCが控える侍ジャパン井端弘和監督(49)が昨5日、宮崎県西都市で行っているヤクルトの二軍キャンプを視察した。

 これには二軍で調整中の村上宗隆(25)もビックリ。

「遠いところをわざわざ足を運んでくださって……」

 と恐縮することしきりだった。

 この日、宮崎県内でキャンプを行っている巨人ソフトバンク西武の3球団は休養日。広島とヤクルトの二軍のみ、練習を行っており、井端監督は午後には広島キャンプを訪問している。行き先が限られていたのは事実だが、それにしても侍の指揮官がわざわざ二軍キャンプを視察するのは異例だろう。

 ある球界関係者は「井端監督は1年後を見据えて村上と太いパイプを築いておく必要がある」と、こう続ける。

ドジャース大谷翔平が、WBCに出場できるか不透明だからですよ。井端監督はすでに大谷とは数度、接触して関係を築いているものの、今季は一昨年の右肘手術からの投手復帰を目指しているうえ、昨年11月にはワールドシリーズで脱臼した左肩にメスを入れた。それもあって右肘のリハビリに遅れが生じ、投手復帰は5月にズレ込む見通し。来春の侍ジャパン入りはあくまで今年のパフォーマンス次第ですからね。実際、2017年WBCは右足首のケガで辞退した。大谷不在も想定しなければいけない中、23年大会に続いて連覇を果たすためには、強打者である村上の存在は必要不可欠なのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  5. 10

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ