「治す!うつ病、最新治療」リーダーズノート編集部編

公開日: 更新日:

 日本では100万人にも及ぶうつ病患者。一方で、副作用が少なくない抗うつ薬の大量投与などが深刻化している。本書では、これらの問題に言及しながら、薬を必要としない最新の治療法を解説していく。

 アメリカでは4年以上の治療実績を持つのが、TMS(経頭蓋磁気刺激治療)である。専門の治療機器を用いて照射される磁気が、頭蓋骨を通り抜け、脳の神経回路を伝い、脳の背外側前頭前野という部位を37分間刺激するというものだ。アメリカでは1万人以上がTMSを受けており、大きな副作用は報告されておらず、約6割のうつ病患者に効果が見られているという。

 その他、光トポグラフィーや認知行動療法などについて、日本での治療実績を紹介する。
(リーダーズノート出版1400円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  3. 3

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  4. 4

    浜田省吾の父親が「生き地獄」の広島に向ったA.A.B.から80年

  5. 5

    山尾志桜里氏は出馬会見翌日に公認取り消し…今井絵理子、生稲晃子…“芸能界出身”女性政治家の醜聞と凄まじい嫌われぶり

  1. 6

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  2. 7

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  4. 9

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 10

    フジ親会社・金光修前社長の呆れた二枚舌…会長職辞退も「有酬アドバイザー」就任の不可解