「母を許せない娘、娘を愛せない母」袰岩秀章著

公開日: 更新日:

 20年以上のカウンセラー経験を持つ著者が、実際にカウンセリングを行った11組の母と娘を紹介。女性同士であるがゆえに親密な関係になりやすい彼女たちの、愛憎入り交じる心理的連鎖をひもといていく。

 M美さんはピアニストを目指して音大に通っていたものの挫折。20代でアルコール依存症に陥っていた。彼女を追い詰めた原因は50代の母親で、ピアニストになることは母親本人の夢だった。母親は、M美さんに厳しいレッスンを強要しながら、私生活にも徹底的に干渉し、友人との付き合いも邪魔をしたという。

 その背景には、娘を自分の分身として愛しながらも、自分がかなえられなかった夢をかなえる憎むべき相手としてとらえる想念があると、著者は分析していく。
(ダイヤモンド社 1500円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    医学部に進学した息子のために老後破産したエリートサラリーマンの懺悔

  2. 2

    株主82万人に拡大も…前澤友作氏「カブ&ピース」のビジネスモデルは法規制に大きく左右される

  3. 3

    休養中の菊池風磨「timelesz」5月ライブは不在…チケット"取れすぎ"が危ぶまれるグループ人気と「激痩せ」と「占い」

  4. 4

    高市首相が国政初挑戦の1992年に漏らした「女を武器に」の原点 投開票日の夜に“チョメチョメ”告白の仰天

  5. 5

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  1. 6

    timelesz菊池風磨「活動休止」のウラ…“働きすぎ”の指摘と冠番組「タイムレスマン」低迷との関連

  2. 7

    ひろゆき氏も"参戦" 「タモリつまらない」論争に擁護派が続出する“老害化とは無縁’の精神

  3. 8

    高市首相「嘘つき政治家人生」のルーツを発掘! 34年前に自ら堂々と「経歴詐称」を認めていた

  4. 9

    カブス今永昇太がサイ・ヤング賞争いに参戦!大谷翔平、山本由伸を上回るリーグ屈指の数字

  5. 10

    「銀河の一票」野呂佳代と並ぶ注目株は56歳名脇役 “ガラさん”の存在感でブレークの予感