「アメリカ」橋爪大三郎、大澤真幸著

公開日: 更新日:

 世界中の人がアメリカ的な価値観が標準であるという前提を受け入れている。しかし、アメリカ社会はそれぞれの国や社会の平均値からは程遠く、西洋社会の中でも非常に特異な存在であり、「標準なのに例外」なのがアメリカだと大澤氏は言う。戦後の日本人は基本的にアメリカが好きだが、日本人ほどアメリカを理解できていない国民はほかにいないとも。愛着の大きさと無理解の落差が戦後日本を特徴付けており、アメリカを知ることは日本を知ることにもなる。

 本書は、社会学者の2人が、アメリカの土台ともいえるキリスト教と、アメリカ的思考ともいえるプラグマティズムという思想を切り口に、日本人の知らないアメリカの本質に迫る対談集。

(河出書房新社 920円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

  2. 2

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  3. 3

    矢沢永吉ライブは『永ちゃんコール』禁止で対策も…B'z『客の大熱唱』とも通じる“深刻な悩み”

  4. 4

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 5

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  1. 6

    巨人ドラ1岡本和真 本塁打1本「小遣い1万円」に祖父母悲鳴

  2. 7

    「将軍 SHOGUN」シーズン2も撮影開始 2026年は柄本明、平岳大ら海外進出する日本人俳優に注目

  3. 8

    辰己涼介は楽天残留が濃厚 ソフトバンク東浜巨らFA行使“残り物”たちの気になる行方

  4. 9

    新大関・安青錦に追い風? 八角理事長が看破した横綱・大の里「左肩回復遅れ」

  5. 10

    ブルージェイズ岡本和真に「村上宗隆の2倍」の値段がついたカラクリ