「奈良で学ぶ寺院建築入門」海野聡著

公開日: 更新日:

 奈良時代、平城京に造られた多くの寺院は権力者の権威を内外に示すサインであり、寺院建築にはその権威や格式を示すデザインコードや仕掛けが込められているという。屋根や葺(ふ)き材、天井、柱の形など、それぞれの持つ意味を知ることが寺院建築を深く読み解くカギとなる。各時代の建築が残る奈良の寺を巡り、古建築の鑑賞の基本を伝授してくれるガイドブック。

 まずは唐から渡日した鑑真のついのすみかとなった唐招提寺へ。同寺の金堂と講堂を見比べると前者には中国風の印象を、後者にはなじみ深い日本的な要素を感じる。その印象の違いに作用する屋根形状の違いについて解説。

 ほかに薬師寺など4つの寺院を巡り、建築の基礎知識やそれぞれの造られ方、職人たちの思いや歴史的背景を読み解く。

(集英社 1100円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    りくりゅう電撃引退も三浦璃来だけ競技継続の「ウルトラC」…ごく身近にも“前例”あり

  2. 2

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  3. 3

    小室眞子さん最新写真に「オーラがない」と驚き広がる…「皇族に見えない」と指摘するファンの残念

  4. 4

    エゴイストのような「人間性」がアウト? ドジャース佐々木朗希にトレード説がくすぶり続ける根拠

  5. 5

    小室圭さん家族3人ショットを「ニューヨーク・ポスト」が報道 1億円以上の新居から居住先、子供の性別まで赤裸々に…

  1. 6

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  2. 7

    松重豊がついに引退を示唆し2代目探しに言及…「孤独のグルメ」井之頭五郎を継ぐ有力候補者の実名続々!

  3. 8

    佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れていた

  4. 9

    FIELD OF VIEWボーカル浅岡雄也さん 2002年の解散時は重圧で「うつ状態に」…6年前に再始動

  5. 10

    りくりゅうペア大逆転金メダルを呼んだ“かかあ天下” 木原龍一はリンク内外で三浦璃来を持ち上げていた