中山千夏 結婚から7年後の「なんとなく離婚」

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<1978年1月>

 中山千夏(当時29)とジャズピアニストの佐藤允彦(同36)の夫婦が東京・港区役所赤坂支所に離婚届を提出したのは1月18日のことだった。

 マスコミに伝わるのは早くても1週間後と千夏は予想していたが、2日後にはスポーツ紙や週刊誌の直撃を受けた。記者たちが提出の時刻や出したのが誰かまで知っていることに千夏は驚き、呆れた。まだ友人たちにも話していない段階で情報が漏れたのである。役所の人間がリークしたとしか考えられなかった。
「当時、芸能マスコミはタレントが多い地区の役人とつるんで情報をもらっていた。個人情報にうるさくなった現在では考えられないことですが」(元週刊誌デスク)

 千夏は69年から「お昼のワイドショー」(日本テレビ)にレギュラー出演。司会役の青島幸男と横山ノックのアシスタントを務めた。社会問題をしばしば取り上げ、千夏は自分の意見を積極的に発言。かつての名子役は知性派マルチタレントに変身を遂げていた。

 佐藤と結婚したのは71年1月2日。年賀状には連名で「急転直下の事の成り行きに流されて、熊本県天草島の大江天主堂にて結婚いたします」と書かれていた。友人の誰一人として彼らが一緒になるとは想像していなかった。

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