AD時代はダメ社員だった 「そして父になる」是枝裕和監督

公開日: 更新日:

<3カ月の出社拒否を3回も>

 公開3週目で早くも興収20億円突破。カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞し、あのスピルバーグもハリウッド・リメーク版に乗り出すという。話題の映画「そして父になる」のメガホンを取ったのがこの人だ。

<恩師>

 映像の世界に入る際、最も影響を受けたのは村木良彦だ。村木は今野勉、萩元晴彦とともにTBSを退社し、テレビマンユニオンを創立したメンバー。是枝は大学5年の時、村木が主宰する「メディア塾」に参加し、ドキュメンタリーの世界に魅せられた。後に「村木さんに会ってなければ、テレビマンユニオンには入社してない」と語っている。

<人形並べ>

 テレビマンユニオンに入って最初にやった仕事はアシスタントディレクター(AD)。「遠くへ行きたい」「世界ふしぎ発見!」などを担当した。草野仁の「黒柳さんにヒトシ君人形、3個!」という掛け声に従って、お盆の上に人形を並べる仕事などをしていた。

<出来高制>

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋