今度は「四万十川」を葛飾区で撮影…フジの捏造でスポンサー離れも加速

公開日: 更新日:

 すでに番組で放送した過去の全映像も調査。この回以外に捏造は「一切ない」と確認済みだというが、同番組は政財界から注目されサラリーマンの支持も高い「プライムニュース」放送終了直後の枠。制作費を出した上に捏造騒動に巻き込まれたクライアントはとんだ災難である。

「広告主として信頼性のある番組であることを要望していただけに大変残念に思います。当番組は放送終了との放送局側の判断ですが、今後は視聴者の信頼を取り戻す番組づくりを期待しております」(野村グループ広報部)とはもっともな話。

 世論調査や広告に詳しい上智大学メディア・ジャーナリズム研究所の渡辺久哲教授が、こう苦言を呈する。

「このようなケースは広告主に過失があったわけではなく、イメージダウンにつながることは考えにくい。とはいえ、企業イメージや戦略に関わってくる話。立て続けに問題が起こっている状況下で当事者のフジは打撃でしょう。テレビ局は公共の電波を使って放送する免許事業。テレビ全体に対する視聴者の信頼が揺らぐことが心配されます」

 このままでは視聴者はおろか、スポンサーのフジテレビ離れにも拍車がかかる。フジテレビは、自分で自分の首を絞めている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃