心残りは長男と母親だった…「涙の太陽」安西マリアさん死去

公開日: 更新日:

 心筋梗塞で緊急入院していた歌手の安西マリア(本名・柴崎麻利子)さんが15日に死去。60歳だった。先月20日夜に自宅で心臓の痛みを訴え、自分で119番通報して救急搬送。急性心筋梗塞と診断され、3日間にわたって冠動脈再かん流療法などの集中治療を行ったが、危篤状態だった。葬儀などは遺族の意向で密葬の予定だという。

 73年に歌手デビューし、♪ギ~ラ、ギ~ラ太陽が~、でお馴染みの「涙の太陽」でレコ大新人賞を受賞。その後も芸能界を突っ走り、昨年11月には還暦ヌード写真集を発売するなど元気いっぱいだったが不帰の人となった。

■「私は死ねない」が口癖だった

「心残りは知的障害がある長男(30)と認知症の母親(85)でしょう」と話すのは事情に詳しい芸能ライターだ。

「2人とも介護がなければ生活はできません。安西の心身の負担は半端ではなかったはずです。でも、逆に言えば、還暦を迎えても仕事にエネルギッシュだったのは息子を置いて先に死ねないという気持ちが強かったから。『私は死ねない』とよく口にしていたそうです」

 涙の太陽に合掌。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  3. 3

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  4. 4

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 5

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  1. 6

    山本淳一は「妻をソープ送り」報道…光GENJIの“哀れな末路”

  2. 7

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  3. 8

    巨人・岡本和真が狙う「30億円」の上積み…侍ジャパン辞退者続出の中で鼻息荒く

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    光GENJIは全盛期でも年収3000万円なのに…同時期にジャニー&メリーが3億円超稼げていたワケ