延べ8000人! 「いいとも」ゲストで培ったタモリの「会話力」

公開日: 更新日:

 また、タモリアイドルなどとの会話に困ると、「きょうは暑いね~」と季節の話題をよく口にする。そして必ずその続きがある。「ノースリーブ、似合ってるね。誰が選んだの?」と質問し、「スタイリストさんが」と答えたら、「普段はどんな店で洋服を買っているの?」と続ける。やっぱり、聞いているのは、「休日の過ごし方」。しかも、女性で買い物嫌いはまずいないので、話題としてもハズレがない。

 サラリーマンも部長やOLとの会食で会話が途切れそうになったら、「休日は何を?」は使えそうだ。

■政治、経済、宗教、野球は話題にしない

 一方、タモリがほとんど話題にしないのが、政治、経済、宗教、野球。飲み屋の座談でモメた経験を散々してきたからだろう。サラリーマンがもし取引先の人に好きな球団を聞かれたら、「元広島の外木場のファンでした」と無難な選手名で答えるのがいい。タモリならきっとそう答えるはずだ。

「タモリさんに学ぶ雑談の技術」(こう書房)の著者で、企業コンサルタントの難波義行氏がこう言う。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    俺と巨人ガルベスの大乱闘の一部始終…落合博満さんのヘッドロックには気を失いかけた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」

  5. 5

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  1. 6

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか

  2. 7

    メジャー今オフにも「二刀流ルール」撤廃の可能性…ドジャース&大谷翔平に他球団のやっかみ集中

  3. 8

    “児童ポルノ”で衝撃逮捕!日本サッカー協会・影山技術委員長の素性…「精神的な負担を抱えていた」の声も

  4. 9

    奈良の鹿愛護会が語った現場のリアル…「シカさんをいじめるな!」の裏に横たわっている大問題

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発