爆笑問題も批判…首相を「いいとも」に出したフジの現場無視

公開日: 更新日:

 首相の安倍晋三が初出演した21日放送の「笑っていいとも!」が、瞬間最高視聴率19.2%だったとかで騒いでいるが、3連休初日のお昼に暇を持て余し、興味本位でのぞき見た視聴者が意外と多かった。ただそれだけの話だ。

 安倍首相本人はご満悦かもしれないが、いいともレギュラーの「爆笑問題田中裕二は23日放送のラジオ番組で、安倍出演について「めんどくさい、正直」「出演者としては『余計なことをして』って、少しね」と不満タラタラ。

 相方の太田光も「(安倍は)クソ面白くもなんともねえトークしやがって。つまんなかったな」とバッサリだった。
 2人の本音がすべてを物語っている。

 楽しくなければテレビじゃないのに、首相本人以外は楽しくない番組を放送したフジテレビ。同局中堅社員もこう漏らす。

「今回の安倍首相の出演は、フジテレビのドン、日枝(久)会長の鶴のひと声で決まった。現場はまったく無視です。今のフジテレビは、“事件”は現場じゃなくて会議室で起きている。それじゃ視聴者にそっぽを向かれて当然でしょう」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった