やっぱり「クロ」認定…小保方さんが仕掛ける次の一手は?

公開日: 更新日:

 やはり「改ざん」「捏造」の認定は覆らなかった。「STAP細胞」の論文不正問題で、理化学研究所の調査委員会は小保方晴子・研究ユニットリーダー(30)の申し立てを退け、再調査の必要なし-との結論を下した。調査委員会の報告を受けて、理研は8日、野依理事長がコメントを発表。小保方さんに再調査を行わないことを通知し、論文1編の取り下げ勧告を行ったことを明らかにした。

 この決定を受け、小保方さんの代理人の三木秀夫弁護士は「非常に不服」と不満を表明。小保方さんは「非常にショックを受けて絶句した」ことを明らかにした。

■理研と法廷闘争突入か

 小保方サイドは論文執筆当時の小保方さんが多忙だったことや、他の研究者に先を越されるのではないかという焦りからミスに至った-とする不服申し立ての追加補充書を提出していただけでなく、研究ノートの一部も公開したが、調査委は聞く耳を持たなかった。
 今後、理研は懲戒委員会を設置し、小保方さんや笹井芳樹副センター長らの処分を決める。
 となると、気になるのは今後の「小保方VS理研」の行方だ。三木弁護士は「訴訟が唯一の選択ではない」と含みを持たせているが、「法廷闘争」の可能性は高まった。そうなれば長期化は避けられない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン