ももクロ出身の本格派女優 早見あかりは「嫌われ女」志望

公開日: 更新日:

「この役のために髪を45センチ切ったんです」というのは骨太な演技で注目されている、早見あかり(19)。小6でスカウトされ、ももいろクローバーに所属、高1で女優に転向、「百瀬、こっちを向いて。」が初主演となる。

 本作は同名小説を映画化。片思いの先輩に近づくため、冴えない男子と偽装カップルになる物語だ。

「主人公の百瀬は、サバサバした部分が自分と似ているかなと思っていたら、乙女な部分を悟られないようにしている、めちゃめちゃ女らしい子。徹底的に百瀬を自分に叩き込みました」

 早見は大きな瞳を輝かせて続けて……。
「気が強いフリをしていた百瀬の感情が一気に噴き出すシーンは見ていただきたいですね。甘酸っぱい青春を通過した大人こそ共感できるんじゃないかなと思います。あと……変顔でウケを狙ったシーンも楽しんでください」

 意外な一面もある。かつて、劇団ひとりらとコント番組「ウレロ☆未体験少女」にもレギュラー出演していたこともあった。

「常にイメージを裏切る女優になりたい。たとえば意地悪女の役で、観客に“早見あかり”が嫌われたら最高。女優冥利に尽きます」

 美少女なのに演技にひたむき。今後ますます輝く女優になることだろう。

「百瀬、こっちを向いて。」は10日から新宿ピカデリーほかで公開

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ