同じ顔が各局に…仕込みインタビューで視聴者欺く民放TV

公開日: 更新日:

 バラエティーでは街頭インタビューの仕込みは常識だ。視聴者が発見するのではなく、素人本人が明かすケースがある。

<今日、バラエティーのインタビューのバイトに行ってきた。カットされたらヤだな~>

 などとツイートする若者は、所属するエキストラの事務所から「ツイート厳禁」とは言われていないようだし、若い世代はテレビの街頭インタビューなんて仕込みが当たり前と考えているのだ。

 番組に都合よいコメントをしてくれる通行人をつかまえるまでスタッフは何十人にも声をかけるが、90年代からはうまくいかないとADを通行人に見立てた。やがてエスカレートし、ハナから嘘のコメントを言わせるエキストラを仕込むようになってきた。

 しかし、昔あった「ラーマ奥様インタビュー」などCMでのミエミエの演出ではなく、バラエティーでは視聴者は“仕込み”を信じてしまう。ましてニュースまでそうなったら……。

 タレントの薬物問題ならまだマシだが、ニュースまで局側の思惑通りのインタビューを流し、視聴者をだますと思うと恐ろしくなる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず