「漫画と酷似」ドラマも逆手に…テレ東は下克上に虎視眈々

公開日: 更新日:

 テレビ東京が1日、10月期の番組改編説明会を行った。同局が「番外地」と呼ばれたのも今は昔。視聴率で民放キー局最下位なのは変わらないが、8月末までの平均視聴率はゴールデン(7.1%)、プライム(6.7%)、全日(3.1%)といずれも前年同時期を上回った。

 この日、同局の長田隆編成部長は何度も「挑戦」を口にした。現状維持に甘んずることなく、虎視たんたんと上位局を狙う意気込みの表れだろう。「全日帯の視聴率アップ」をより強化するため、秋改編では4月期に引き続き、テレ東らしいゆるさを残しつつ、とがった企画をブチ込む。守りと攻めが見え隠れするラインアップだ。十八番である旅番組の強化が守りとすれば、攻めのひとつは「ソロモン流」の打ち切り。知名度抜群の番組でも視聴率低迷ともなれば大ナタを振るう。

 ネット上で既存の漫画と物語の設定が酷似していると話題の“パクリ疑惑”――10月スタートのドラマ「玉川区役所 OF THE DEAD」(金曜24時12分)についても見解を示した。

「この作品は世界的なゾンビブームを受けて番組制作者がゼロから立ち上げたオリジナル企画。初回を見ていただければわかると思います」(浅野太プロデューサー)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因