「海はヨ~」の村木賢吉さん 原因不明の病で歌えなくなり…

公開日: 更新日:

 民謡教室をやっている、と聞いていたが?

「そっちはまだ続けてます。でも、生徒さんは気のおけない、昔からの知り合い5、6人だけ。お父さんは三味線専門です」

 なるほど、事前に連絡した際、夫人が渋ったワケだ。

 さて、秋田県鹿角市生まれの村木さんは、親子2代で三菱グループの尾去沢製錬所に勤務。67年、瀬戸内海にある直島の製錬所に転勤になった。

「そこで『おやじの海』の作詞作曲をした佐義達雄さんと出会った。佐義さんも製錬所に勤めてたんだ。ワタシは民謡好き、佐義さんはギター好き。それで気が合い、佐義さんが作った歌を歌ったのが最初だったな」

 72年、自費で500枚のレコードをプレス。

「2人ともサラリーマン。おまけに直島なんて不便なところに住んでたから、キャンペーンなんてできない。全国の主な有線放送に送ったのが唯一の営業だったよ」

■人生が変わった「おやじの海」の大ヒット

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち

  4. 4

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  5. 5

    クマと遭遇しない安全な紅葉スポットはどこにある? 人気の観光イベントも続々中止

  1. 6

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲

  4. 9

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  5. 10

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が