元「ザ・スパイダース」前田富雄さん 解散後は鮮魚店で40年

公開日: 更新日:

 60年代後半から70年代初めのグループサウンズ全盛期、堺正章、かまやつひろし、井上順などの人気者を抱え、ブームをリードしたザ・スパイダース。今回登場の前田富雄さん(65)は田邊昭知を継ぎ、70年から解散まで1年、2代目ドラマーとして活躍した。今どうしているのか――。

■スティックを包丁に持ちかえて

「いらっしゃい。きょうは北海道根室のいいサンマが入ってるよ。三浦半島のコチに、千葉は上総湊のマコガレイがお薦めかな。三重は志摩産の真ダイもいいね」

 京王線下高井戸駅北口から10メートルの鮮魚店「前田商店」の店先をのぞくと、白い調理服姿の前田さんが接客中だった。

 店頭のショーケースにはきれいに盛り付けられた40種超の刺し身がズラリ。また、発泡スチロールに氷詰めされたアジやイワシ、スルメイカなど10種類ほどの切り身や干物が、整然と並べられている。

「リニューアルオープンしたのが10年前。実はここは女房の実家でして、義理の父が創業し、ワタシで3代目。転職して40年以上になり、調理だってお手のものですよ」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景