物マネ芸の団しん也 世界遺産「富岡ふるさと大使」で奔走中

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 80年代、演芸がまだテレビ番組として人気を得ていた時代には、ユニークな芸人がゴロゴロいた。歌手では売れず、モノマネ芸で売れっ子になった団しん也さん(70)はそのひとりだろう。サミー・デービスJr、ディーン・マーチンといったアメリカのエンターテイナーから三遊亭円生などの落語家まで、そのモノマネパフォーマンスにはハラを抱えて笑ったものだ。最近はあの至芸を見ない。今どうしているのか。

「オレの近況を知りたいって? そいつはいい心がけだ。でも、きょうは富岡製糸場(群馬県富岡市)のことを聞いて欲しいね。なにしろ世界遺産だよ、世界遺産!! うれしいよねぇ」

 JR吉祥寺駅近くの喫茶店で会った団さん、満面の笑みでこう言った。
 渡された名刺には「富岡市ふるさと大使」とある。うれしいはずだ。

「オレ、富岡出身なんだ。実家は製糸場から4、5分、諏訪神社そばの創業100年の浜野屋って漬物屋で、今もあるよ。小さい頃、製糸場は片倉工業が操業してて、“カタクラ”と呼んでた。正門前の花柳界に漬物を岡持ちに入れて配達したり、塀にボールをぶつけて遊んだもんだよ。そこへ日に5000~6000人の観光客だろ。世界遺産の効験ってホントにすごいわ」

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