物マネ芸の団しん也 世界遺産「富岡ふるさと大使」で奔走中

公開日: 更新日:

 転機が訪れたのは74年。「日本放送演芸大賞」(フジテレビ系)の漫談部門で優勝した。

「オレの芸を最初に認めてくれたのは立川談志師匠でね。ジャズやスタンダードをサミー・デービスJr、ディーン・マーチン、フランク・シナトラなどをモノマネで歌ったり、漫談で三遊亭円生や三船敏郎などをやったら面白がってくれた。そんなことから演芸番組に顔を出すようになり、賞レースに出たら優勝したってわけ。タモリの『今夜は最高!』(日本テレビ系)にはよく出してもらってた。ジャズが取り持つ縁でさ」

 80年代に入ってからはジャズボーカリストとしても活動。今も銀座のジャズハウス「Swing」で月1回、ライブを開いている。

「ほかに去年3月まで『サントリー・サタデー・ウェイティング・バー“アバンティ”』ってラジオ番組(FM東京)を21年やってた。粋で洒落た番組だったね。終わって寂しくなったけど、メソメソしてるヒマはない。来年は芸能生活50周年。それで記念アルバムの準備をしてるんだ。内容はジャズや古賀メロディー、モノマネなんかを盛り込んだ、オレの歌とお笑い芸の集大成って感じかな。芸能界の絶滅危惧種としてもう少しガンバるよ」

 都下で夫人と2人暮らし。医療関係の企業に勤める長女(36)と音楽業界でサラリーマンをしている長男(32)がいる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    眞子さん極秘出産で小室圭さんついにパパに…秋篠宮ご夫妻に初孫誕生で注目される「第一子の性別」

  3. 3

    芳根京子“1人勝ち”ムード…昭和新婚ラブコメ『めおと日和』大絶賛の裏に芸能界スキャンダル続きへのウンザリ感

  4. 4

    1年ぶりNHKレギュラー復活「ブラタモリ」が好調も…心配な観光番組化、案内役とのやり取りにも無理が

  5. 5

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  1. 6

    故・川田亜子さんトラブル判明した「謎の最期」から16年…TBS安住紳一郎アナが“あの曲”を再び

  2. 7

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 8

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  4. 9

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 10

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    1年ぶりNHKレギュラー復活「ブラタモリ」が好調も…心配な観光番組化、案内役とのやり取りにも無理が

  2. 2

    大リストラの日産自動車に社外取締役8人が「居座り」の仰天…責任問う大合唱が止まらない

  3. 3

    眞子さん極秘出産で小室圭さんついにパパに…秋篠宮ご夫妻に初孫誕生で注目される「第一子の性別」

  4. 4

    広島新井監督がブチギレた阪神藤川監督の“無思慮”…視線合わせて握手も遺恨は消えず

  5. 5

    故・川田亜子さんトラブル判明した「謎の最期」から16年…TBS安住紳一郎アナが“あの曲”を再び

  1. 6

    三山凌輝活動休止への遅すぎた対応…SKY-HIがJYパークになれない理由

  2. 7

    所属先が突然の活動休止…体操金メダリストの兄と28年ロス五輪目指す弟が苦難を激白

  3. 8

    大阪万博は値下げ連発で赤字まっしぐら…今度は「駐車場料金」を割引、“後手後手対応”の根本原因とは

  4. 9

    芳根京子“1人勝ち”ムード…昭和新婚ラブコメ『めおと日和』大絶賛の裏に芸能界スキャンダル続きへのウンザリ感

  5. 10

    国民民主党・玉木代表は今もって家庭も職場も大炎上中…「離婚の危機」と文春砲