美しすぎる40代 富岡佳子は「雑誌の表紙まで20年ちょっと…」

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 育児と仕事を両立するトップモデルとして30代、40代の主婦層から絶大な支持を得ている富岡佳子さん(45)が、本格的にモデル活動を始めたころの写真がコレ。女性ファッション雑誌に“主婦”のジャンルが確立される以前の、今から20年以上も昔のギョーカイ話――。

■22歳のときに九十九里の砂浜で

 飛びっきりの笑顔で闊歩するこの写真は、女性ファッション雑誌の1ページを複写したもの。

「これはLEEという雑誌、22歳だったと思います。その当時って、中間層というか、30代が読むファッション雑誌はLEEぐらいしかなかったんですよ。いわゆる赤文字系(10代後半~20代前半が対象)のJJやCanCam、20代OL向けのMOREやwith、そのあとがポコ~ンと抜けてて、40代や50代の主婦層が読むミセスとか家庭画報、婦人画報に飛んじゃってたんですね。そんな時代に、私よりひと回り以上も年上のそうそうたるモデルさんたちに交じって仕事してました。

 場所は九十九里の砂浜。エスパドリーユ(底が麻の靴)を履いて、半袖のオールインワン(上下がつながっている洋服)に、ラフィア(という素材)の帽子……。こういうフレンチカジュアルがはやってた時代ですね。この写真が載ったのはたぶん7月号か8月号でしょうけど、撮影は5月ごろ。顔は笑ってるけど、相当寒かったはずですよ。ハハハハハ」

 すっごいショートのヘアスタイルが目に付くが、これも流行?

「いえ、特にはやってた記憶はないです。もともと短い方が好きだったし、イメージをガラッと変えたかっただけ。実は、この2、3年前までロングのソバージュだったんですよ。ちょうど今井美樹の歌がはやってたころで、彼女のマネして。フフフ。

 ショートにしたとき、30センチぐらい切ったんじゃないかしら。だって、美容室で『ありがとうございま~す』と言ってイスから立ったとき、後ろの重みがないから、カック~ンって前のめりになったこと、今でも覚えてますもん、ハハハハハ。

 仕事の写真は書類入れに入れてあるだけで、この写真を取り出したのも久しぶり。懐かし~! この時代の写真って本当になくて……。実家に置いてあったんですけど、家族がなくしてしまったんですよ、ほとんど。だから残ってるのは、たまたまこっち(東京)へ持ってきた分だけなんです」

 大阪の短大在学中の19歳のときからCanCamのモデルをやっていたが、当初から、特に父親は大反対だったという。これだけ有名になったのに残念!

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