関連株が急騰も…ピース又吉「芥川賞」効果は“刹那の火花”?

公開日: 更新日:

 お笑いコンビ、ピースの又吉直樹(35)の“進撃”は、どこまで続くのか。16日に芥川賞を受賞した小説「火花」。発行部数は100万部を超え、出版業界への恵みの雨となった。そんな“又吉効果”が、株式相場にまで恩恵を及ぼしている。

 受賞翌日の17日。書店チェーンの「文教堂グループホールディングス」は、一時ストップ高の434円まで買われ、年初来高値を更新した。「丸善CHIホールディングス」も前日比24円高の425円と、こちらも年初来高値を記録。

 又吉効果が及んだのは書店関連だけじゃない。電子書籍を手掛ける「アルファポリス」も、前日比365円高の3720円で年初来高値をつけ、又吉がCMに出演しているファッション通販サイトの「バイマ」を運営する「エニグモ」は、一時、前日比53円高の1460円となった。芥川賞の受賞が株価を押し上げるなんて異例だ。マネー評論家の新田ヒカル氏はこう言う。

「過去にも同様のケースはありましたが、今回のインパクトはケタ違いです。大きな話題になっているので、多くの投資家が関連株に飛びつくのもうなずけます。しかし、又吉さんの小説が100万部売れたとしても、書店にはそれほど大きな利益をもたらさない。出版不況も相まって、いずれ株価は落ち着いていくのではないでしょうか」

 株式相場ではどうやら、一瞬の“火花”で終わってしまいそう……。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「戦隊ヒロイン」ゴジュウユニコーン役の今森茉耶 不倫騒動&未成年飲酒で人気シリーズ終了にミソ

  5. 5

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  1. 6

    女子プロレス転向フワちゃんいきなり正念場か…関係者が懸念するタレント時代からの“負の行状”

  2. 7

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘

  3. 8

    学歴詐称問題の伊東市長より“東洋大生らしい”フワちゃんの意外な一面…ちゃんと卒業、3カ国語ペラペラ

  4. 9

    NHK大河「べらぼう」に最後まで東洲斎写楽が登場しないナゼ?

  5. 10

    松本人志を口火に永野芽郁にフワちゃん…“やらかし芸能人”続々復活の11月 3人の間で地上波復帰レース勃発の奇観

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性