二階堂ふみ 往年の映画から学んだ「この国の空」のヒロイン像

公開日: 更新日:

 里子を演じるに当たり、彼女が話す言葉の美しさを引き立たせるために、小津安二郎監督や成瀬巳喜男監督の作品を見ました。たおやかな口調や美しい鼻濁音。上品な動作やしぐさなども小津監督や成瀬監督の作品から学んで現場に臨みました。

 けれども、それ以外についてはあまり里子を作り込むことはしませんでした。現場で母親役の工藤夕貴さんや伯母役の富田靖子さんと演技をしていく中で、里子像が引き出されていった気がします。ただわかることは、19歳という年齢が戦争中だった里子は、どうしても恋愛をしてみたかったんだと思います。

 今の私がしたいことですか? う~ん、一番欲しているのは休みですね。けっこう、切羽詰まって仕事をしているので(笑い)。とにかく、自分の時間が欲しいですね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小泉進次郎「無知発言」連発、自民党内でも心配される知的レベル…本当に名門コロンビア大に留学?

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    9日間の都議選で露呈した「国民民主党」「再生の道」の凋落ぶり…玉木vs石丸“代表負け比べ”の様相

  5. 5

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  1. 6

    野球少年らに言いたい。ノックよりもキャッチボールに時間をかけよう、指導者は怒り方も研究して欲しい

  2. 7

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    28時間で150回以上…トカラ列島で頻発する地震は「南海トラフ」「カルデラ噴火」の予兆か?

  5. 10

    自転車の歩道通行に反則金…安全運転ならセーフなの? それともアウト?