二階堂ふみ 往年の映画から学んだ「この国の空」のヒロイン像

公開日: 更新日:

 里子を演じるに当たり、彼女が話す言葉の美しさを引き立たせるために、小津安二郎監督や成瀬巳喜男監督の作品を見ました。たおやかな口調や美しい鼻濁音。上品な動作やしぐさなども小津監督や成瀬監督の作品から学んで現場に臨みました。

 けれども、それ以外についてはあまり里子を作り込むことはしませんでした。現場で母親役の工藤夕貴さんや伯母役の富田靖子さんと演技をしていく中で、里子像が引き出されていった気がします。ただわかることは、19歳という年齢が戦争中だった里子は、どうしても恋愛をしてみたかったんだと思います。

 今の私がしたいことですか? う~ん、一番欲しているのは休みですね。けっこう、切羽詰まって仕事をしているので(笑い)。とにかく、自分の時間が欲しいですね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手