芸能の価値観伝授 はしのえみを育てた“父親”萩本欽一の至言

公開日: 更新日:

 とにかく受け売りやマネではなく、常に自分の言葉で自分らしい動き方やリアクションをしなさい、工夫しなさいと教えられました。その教えそのままの公演が昨年3月、明治座で行われた「THE LAST ほめんな ほれんな とめんな」。欽ちゃんの最後の軽演劇舞台です。

 台本はあってないようなもの。ストーリーは決まっていますが、役者さんたちはどういった役になるかはわかっていなかった。そして稽古をしていくうち、だんだん役柄が決まっていって、しかも本番直前どころか、初日が始まってから楽日までもセリフを変え、アドリブを入れてました。

■最後の舞台でねぎらわれ…

 アドリブやリアクションの変更はそれぞれの役者さんの判断に任せられていて、相手には事前に言わなくてもいい。「だって、その方がリアルだもん」というのが欽ちゃん流。想定外のアクションやセリフがあるからこそ、リアクションも真に迫るわけですし、それをうまく切り返して、笑いを取るのが役者さんの力量ということです。

 ですから、3週間ほどの公演中、同じお芝居をした日は一度もないんです。公演中はずっと緊張しました。自分自身も前日とは違ったお芝居をしなくちゃならないし、同じシーンに出てる他の役者さんも、いつアドリブを入れてくるかわからない。そんなプレッシャーがその日の幕が下りるまで続きました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒