芸名変更もアドバイス 関根勤が語る恩人・萩本欽一の“眼力”

公開日: 更新日:

 2年前に初めて映画監督に挑んだ作品が間もなく公開される関根勤さん。師匠といえば、言うまでもなく、萩本欽一さん。デビューこそ華やかだった関根さんが低迷していた頃、こんなふうに諭された。

「おまえら、テレビに出るのもいいけど、地下に潜れ。まず修業しろ」

 萩本さんに小堺(一機)君と2人揃ってこう言われたのは81年の春ごろ。僕が27歳、小堺君は25歳でした。

「何でイマイチ売れないか分かるか? それは面白い時と面白くない時の差があり過ぎるからなんだ。俺は50人ほどしか入らない浅草の芝居小屋で修業した。失敗もたくさんあったけど、技術を全部、身につけ、それから(坂上)二郎さんとコンビを組んだ。それで毎回90点以上出せたから、どんどんどんどん仕事が来たんだ」と。

 それで、僕らはその年の6月から毎週土曜日、下北沢のライブハウス「スーパーマーケット」でコントライブ「土曜の夜にしゃらくせえ」をやって、遅まきながら腕を磨いたんです。

 そして1年後に、まず小堺君が「欽ちゃんのどこまでやるの!?」(テレビ朝日系)のレギュラーになり、その後、僕にも声が掛かりました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗